第4話
自己紹介をしながら、鍋をつつく。
飯塚さんは、38歳で、バツイチ妻子持ち、らしい。
浮気なんてしょっ中らしいけど、飯塚さん曰く見てくれの悪い奥さんだけど、胃袋を掴まれてるから、家に帰るんだって。
田原さんは28歳。照れ屋なのか、目を見て話さない。
アタシは小さい頃から、話し相手の目をじっと見て話すタイプだから、ちょっと変な感じ。
もう一人の板さん、新野さんは25歳。
うちのホテルからそう遠くない、うどん屋さんの跡取りらしい。
もうすぐ22時。
カナさんは明日お仕事とのことで、そろそろお暇する。
なんとなく、離れがたいのか、6人は歩いてカラオケに行く。
カラオケに行く時、いつの間にか飯塚さんと早苗、新野さんと真澄、田原さんと私のペアになって歩いていた。
ノリのいい飯塚さんと明るい早苗は気が合った(早苗には「気があった!」)んだろう。
新野さんと真澄は真面目なところが似てる。
田原さんと私は…余り者同士、かな?
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