第5話

カラオケに着いてドリンクを頼み、各々曲を入れる。


早苗は歌がものすごくうまい。

流行りの曲はすぐに自分のものにして、練習してるらしい。


私はうまくはないけど、昔ピアノを習っていたせいか、音感があるので、音程は外さず歌える。


真澄は歌うこともあるけど、聴く方が好きみたい。


女子が一通り歌ったあと、聴いたことのないイントロが…

もちろん、飯塚さんだ。

知らない曲ではあるけど、わりとうまい。


田原さんは歌わず、私が歌ってないときに話しかけて、

新野さんは飲みすぎたのか、真澄に付き添われて個室を出ていった。


一曲歌って気分が良くなった飯塚さんは、やたら早苗にべたべたし始め、

「早苗ちゃんかわいいねぇ。今日一緒に寝ようか」なんて言ってる。

この、酔っぱらいセクハラオヤジめ!と思って早苗を見ると、照れながらも嬉しそう。


時間来たことを告げる電話が鳴り、お開きに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る