「ここでいいよ。絶対、泣かないから。」

「ん。わかった。また連絡する。」

電車の中で、色々考える。

そうなんだよね。アタシ、優心に好きって言われたことないんだよね。

キス止まりだし、浮気なんかしょっ中されるし。

付き合ってまだ３ヶ月なのに！

なんだか腹立ってきた！

あんなヤツ、こっちから別れてやる！

夜、優心から電話がかかった。

『紗香、明日はどうする？』

「は？明日？」

『デートしようって言ったよね？』

「ああ、金曜日にはそんな話したね。」

『明日9時に、紗香のとこの駅で待ってる。

来るまで待ってるから。』

そう言うと、優心は通話を切った。

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