寝室に戻ると、君はまだすやすや寝てて。

寝顔を見てると幸せな気分になって、君の寝息を聞いていると眠くなって。

瞼が少しずつ落ちてくる。

柔らかな身体を抱き締めながら、甘い香りに包まれて夢の世界へ。

夢の中の俺は、結婚なんてしてなくて、もちろん子供もいなくて。

君と楽しくデートしてる。

映画を観たり、お洒落な店で食事したり、ショッピングに付き合ったり。

週末にはお互いの家に泊まる。

お互いの家に泊まるはずなのになぜか君は泊まりにこなくて。

自分の家をよく見ると、妻がいてこどもがいて…。

そうだ、俺は結婚してるし子供もいる…。

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