第119話

「駅まで送るよ。あと、残り、持って帰らない?」


「ありがとう。」


「保冷剤入れるから、待ってて。」





会社の話や趣味のことなんかを話してあるいているうちに、駅に着く。


「じゃ、また月曜日に。」


「うん。ありがとう。」


キミがケーキの箱を少し上に掲げる。


「気をつけて。おやすみ。」


「おやすみなさい。」


ホントは家まで送りたいけど。


俺はただの友達であり、同僚だから。


今はまだ、現状維持で我慢する。

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