「味の相性はピッタリなんだけど、もう少しケーキの上の部分をかわいくデコると、もっといいと思う。

今はミントとラズベリーが、ちょこんと乗ってるだけだけど、小さいチョコとか、あっ！チョコ菓子の小枝とかいいかも！」

「うんうん。あ、他のも食べてみて。」

「うん。」

次はチョコレートケーキ。

食べて、感想を言って、坂本くんがメモする。

３個目のチーズケーキの感想を言ったあと、

「坂本くん、実はね、ケーキは好きなんだけど、立て続けに甘いものは食べられないんだよね。」

「だよね。あ、もう無理しなくていいから。」

「ホントは食べたいけど、口の中がものすごく甘い。」

坂本くんが、ティーポットごと置いてくれていたのて、紅茶のお代わりをする。

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