第110話

ガラガラ……


「ごめん、お待たせ。」


先輩と関さんが入ってきた。


「お疲れ様です。」「お疲れ様です。」


「お疲れ~!さ、関くんの奢りだから、じゃんじゃん頼んじゃお。」


「では遠慮なく。」


「ちょっとは遠慮してね。」


と関さん。


先輩は私の右隣に座った。


関さんは私の左隣にいる坂本くんの隣に。



最初は生ビールで乾杯。


関さんと先輩が適当に頼む。


「食べたいものあったら、注文していいから。」


関さんが言うので、私はサラダを頼んだ。



「奏ちゃんってさ、彼氏いたんだ?」


先輩が話しかけてきた。

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