第95話
「奏、明日も仕事だろ?ごめんな。」
「9時始業だから、朝早く帰れば大丈夫だよ。」
その時、私の携帯が鳴った。
義仁さんからだ。
「もしもし。」
『もしもし。奏?』
「はい。」
『昨日はごめんな?』
「いえ。」
「ゴホッ…ゴホゴホッ…。奏、水ちょうだい。」
「篤史、大丈夫?ちょっと待って。」
『奏、誰といるの?』
「ゴホッ…奏、早く水……。」
「あとでかけ直します。」
『かな…』
「篤史、お水だよ。」
「サンキュ」
「喉、大丈夫?強いの飲んだからじゃない?」
「うん。そうかも。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます