第52話

気づけば私はベッドに寝かされ、義仁さんの下。


「奏は煽るのがうまいね。」


「そっ…んっ…」


義仁さんの熱い舌が、私の口の中をかき乱す。


「義仁…さん」


「奏。」


バスタオルを剥ぎ取られて


「いつも、水森さんが羨ましかった。」


「優子が?なんで?」


「でも、こんなことは、されてないよね。」


「あっ…あっ」


「されてないよね?」


「されて…ない。」


「かわいいよ、奏。」


「義仁さん…キスして…」

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