第51話

バスタオルを腰に巻いた義仁さんと入れ違いで、浴室にいく。


さっき見た義仁さんの裸の上半身を思い出す。


何か、スポーツしてるのかな…。




念入りに洗い、バスタオルで拭いて、身体に巻きつける。




寝室にいくと、義仁さんは、ベッドに腰かけていた。


私も隣に座る。


「奏、緊張してる?」


「はい。緊張してます。」


クスッと笑った義仁さんは、私を抱き寄せてキスした。


1回キスしただけで、唇を離される。


「俺も、緊張してるよ。」


またキスをひとつもらう。


「やだ。もっと。もっとして。」


義仁さんは、無言で私を膝に乗せると、浴びるようにキスをくれる。

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