第49話
義仁さんに抱きつく。
アナタが好きです。
会社では余裕そうな顔して、淡々と業務をこなしてるのに、そんな無防備な顔を見せてくれるなんて。
「奏、ホントに離れて。」
「イヤです。」
「襲っちゃうよ?いいの?」
「義仁さんなら、襲われてもいいです。」
顔だけ義仁さんの身体から離し、義仁さんの顔を見上げる。
「ホントにいいの?」
「はい。」
「寝室、どこ?」
「あっち」
義仁さんの背中の後ろを指差す。
「あの、私。」
「ん?」
「いつもはこんなじゃないんです。」
義仁さんが一瞬黙って、
「じゃ、なんで今日は『こんな』なの?と訊く。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます