第4話 お菓子箱
お店に着いたのは、10分ほどしてからだった。
カナデが「あのディスプレイに乗っている和菓子貰えませんか?」と声を掛けた。
店員は「はい、わかりました。此方でよろしかったでしょうか?」とお盆に載せて、カナデの前に見せた。
ツグミは「わー、綺麗。これってお花よね?芸術品だわ」と喜んで居た。
此処は、お菓子箱。ポツンと小さなお店で、綺麗な和装のいでたちで綺麗なお店で有名だ。
女性客が多い、そんな雰囲気が漂って居て、ふんわりしたお菓子は女性のお腹を満たしていた。
ツグミが「あのこのお店とても気に入りました。私が大人になったら、此方で働きたいなって思うのですが」と店員さんに話しかけた。
店員さんは「ぜひ、此方で働いていただけるのなら面接もして、此方で採用となった際は、一緒に働けるように頑張りましょう」と話を楽しそうにして居た。
カナデは「何?此処で働くの?」と急な話で目をまん丸くして居た。
ツグミが「うん、そうなの。何時かこんな綺麗なお店で働いてみたいなと何時も考えて居たの」と目をキラキラと輝かせていた。
店員は「本日は、ありがとうございました。ツグミさんも大人になったら此方で働いて下さるそうなので、お待ちしていますね」と笑顔で会釈をしてカナデたちを見送った。
ツグミは「良い感じのお店だったね。私気に入っちゃったよ」と笑顔でカナデに返事をした。
家に帰り、ツグミは母親のチエに「あのね、私、お菓子箱ってお店で和菓子を作る事にしたの」と話をすると、チエが「あら、良かったわね。頑張ってね」と笑顔で喜んでくれているようだった。
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