第3話  名前の由来

ツグミが「おはよう。リョウタ」と挨拶をすると、リョウタも「おはよう。ツグミ」と挨拶を返した。

リョウタが「そういえばさ、ツグミって言う名前はどこから付けたんだろう?」とツグミに聞いた。

ツグミは「え?それは、どうしてだろう?」とあまり自分の名前について考えた事が無かった。

ミツルが「それはな?鳥の名前じゃ。ツグミは、11月~4月までにいる鳥で、茶褐色(ちゃかっしょく)をして居る本当に珍しい小さな鳥でスズメと同じような大きさなのじゃ」と眼鏡をかけて、不思議とおじいちゃん解説者として演じていた。

ツグミが「ああ、そういえば私は11月10日に生まれたから、その鳥の名前が付いたのかもしれないね」と納得していた。

リョウタが「へー、そうなんだ。やっぱり名前の由来ってあるな」とツグミの名前について考えていた。

ミツルが「でも、そういう名前の方が可愛らしくて素敵だと思うけどね」とツグミに伝えた。

ツグミが「え?そうかな?あんまりパッとしない名前だな。でも鳥のようにかわいくなって欲しいなと思っているなら、大歓迎だけどね」とリョウタ達に笑いかけた。

カナデが「ツグミ。おはよう」と挨拶をツグミにすると、ツグミも「おはよう。カナデ」と挨拶を返した。

カナデが「ね?ツグミは、もう部活決まったの?」と声を掛けると、ツグミは「帰宅部だけどね。あまりいい部活が無いから入らない」とカナデに話しかけた。

カナデが「そう。私も暫く(しばらく)帰宅部かな」と上の空を見て、ツグミに話をした。

カナデが「そうだ。お菓子箱ってお店が新しく出来たから、一緒に行かない?」と話し掛けられて、ツグミが「良いね。一緒にお菓子を食べに行こう」とカナデの誘いを受けた。

カナデが「じゃ、今日の放課後ね」と話をして、ツグミとカナデは別れた。

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