第6話   暑い

アカリは、またあの林の奥の長く続く道を歩いて居ると、そこには公園があった。

その公園で、また小さな女の子ミナヨに会った。

アカリが「ミナヨ?また会ったね」と笑っていると、ミナヨが「うん。お姉ちゃんも元気だった?」と笑って微笑み返した。

ミナヨの目が光って、異世界の扉が開いて行く。

ゴロゴロと黒い雲が頭上を覆い、異世界の扉へとアカリは入って行った。

ミナヨも、異世界の扉へと身体ごと消えて行った。

心の中でアカリは、異世界のメイリンに到着していた。

メイリンの国も、暑くて、立って居られないほどに汗が顎を滴って居た。

メルシーが来て「アカリ、久しぶりね。元気そうで良かったわ」と話し掛けた。

アカリが「あ、久しぶりね。メルシー。元気そうで何よりだわ」と笑顔で返事を返した。

ジャックスが「それより暑くないか?水でも飲まないとやって居られないな」とメルシーとアカリの顔を見て話した。

水飲み場に、エッシェルと言うお店を指さしたので、ジャックスの指を差した店に水を飲みに行った。

メルシーもアカリも「美味しい。やっぱり、暑い時は水ね」と氷の入ったボトルを持ち上げて、コップに水を注いでいた。

扇風機で、お店の周りを涼しくして居たが、暑さには勝てずヘトヘトだった。


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