第4話 世界の幸せ
魔物とキャスティンを倒して、街は活気を取り戻していた。
ワイワイと騒ぐ街のボーン街道は、夜になると明るい提灯を付けて、酒を酌み交わす民衆で一杯になって居た。
アカリは「私は、皆のおかげでこの世界を守れたので、メイリンを去ります」と話し掛けて、ナンシーが「そう、分かったわ。また何か有ったら会いましょう」と手を振って、アカリを見送った。
また、あの道の長い林の先の公園で、目が醒めた。
アカリは「ナンシー。ジャックス?あれは、夢だったのかしら?」と夕暮れが今もアカリを照らして居ると、母のユミコが「アカリ、何処に居るの?」と言うアカリを探す声が聞こえて来た。
アカリは「此処だよ」と手を挙げて、ユミコに居場所を伝えた。
ユミコが「さっきまで、ずっと探して居たのよ。何処に居たの?」とアカリに話し掛けた。
アカリは「私は、この公園で不思議な小さな女の子に会って、その子はミナヨって言ったかな?その子にメイリンと言う異世界に招待されて、勇者として皆と協力して戦ったの」とユミコに事情を話した。
ユミコは「そう。遠い異国の話ね?私には、良く分からないけどアカリが楽しければ良かった」と無事に帰って来た事に対して安心していた。
そうしてアカリは、次の目的地へと旅立って行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます