第3話 刺客
キャスティンが「あら、見掛けない顔ね。初めまして、私はキャスティン」と遠くの空から声が聞こえた。
ジャックスが「出たな。お前が魔物たちをこの国に送り込んだのだろう?」とキャスティンに尋ねた。
キャスティンが「あら、そうかしら?私は、ただこちらから挨拶しに来ただけよ」とオホホと高笑いを始めた。
アカリは「この人は誰?」とジャックスに尋ねると、ジャックスが「こいつが敵の大玉、キャスティンさ。魔物をこの国に送り込んできた張本人」と指を差した。
アカリは、「汝、行く手を阻むものを阻止せよ。カミナリ」と唱えると、キャスティンは「こんなの屁でも無いわ。こんな攻撃で私を倒せると思って居るの?」と笑って見せた。
アカリは「ちっ、これならどうだ」と剣を出してきて、キャスティンの足を刺した。
キャスティンの足からは血が出ていて、「く、この小さい戦士にやられるとは一生の不覚。後で覚えて居ろ」とアカリを睨んで去って行ってしまった。
ジャックスが「よくやったな、アカリ。ただ、相手もこのままでは引き下がらないだろう」と話を始めた。
ナンシーが「そうね。キャスティンは恨みを持った者には徹底攻撃を仕掛けて来るから」と話をした。
キャスティンが来て「汝の力に従え マリッサ」と雷を此方に向かって雨を降らせた。
そして、魔物たちをアカリに送って来たので、ナンシーが「我の力に従い、この力を発動せよ。手の魔法」と唱えると、手が出て来て、キャスティンが送り込んだ魔物たちを木っ端微塵(こっぱみじん)に潰(つぶ)した。
キャスティンが「良くも私の可愛い魔物たちを倒してくれたわね?こうなったら私が相手よ」と鋭い剣を出して下に降りて行った。
ナンシーたちの攻撃によって、キャスティンは「ぎゃあああ」と言う悲鳴と共に倒された。
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