元蒼天級魔法使いが教える誰でも簡単に魔法が使えるようなる方法

上級編：魔法術式の行使

はじめに

ここには魔法術式：グリモアによる行使とその為に必要な知識を記します。アルファドマ帝国での魔法使いの階級には地底級、山門級、龍仙級、王礼級、蒼天級、天冥級とあります。グリモアの行使が可能になるのは龍仙級から王礼級に昇級する為の試練であり最も困難を極めます。仮に魔法術式：グリモアの力を手に入れたい場合は心構えと覚悟を決めて頂きますようお願いします。

方法①：魔術回析：ソロモン

まずは想像式魔法行使：イノライズと魔法術式：グリモアの違いについて説明していきます。想像式魔法行使とは自分の思い描いた魔法を行使する事を意味しますがそれは自分が見知った物を想像した魔法行使に過ぎず限界が生じます。例えば私を異世界転生した時に用いた召喚魔法：エルアデリオンや特魔遂行術式：バルバアリア等多くの事柄を挙げられますがどれも見た事が無い以上想像が付かないでしょう。こういった物はイノライズでは基本的には不可能とされています。

更に身体から魔術回路を作り上げて固定させて物として存在を吹き込む想像式魔法行使：イノライズでは魔法術式：グリモアには遠く及びません。それ程に強力でありそれ以上に危険な物です。

グリモアは想像するだけではどうにもなりません。魔術回析：ソロモンと呼ばれる物を使用します。魔術回路は多くの情報が蓄積されたごちゃ混ぜの器官となりその1つ1つを術式として回析すると魔法術式：グリモアが誕生します。その為の方法として魔術回析：ソロモンが必要です。

科学の実験と同じ事です。酸素という魔術回路と水素という魔術回路を組み合わせると水が生まれるのと同義で、生成される魔術回路にも特性があります。その魔術回路を線と例えて線と線を結んだその先に魔術回折：ソロモンが誕生するという事です。これらは音波や電磁波等の波の表現にもあたり、発せられた魔術回路が大きければ大きい程強いソロモンが誕生します。

方法②：魔術属性：アンチエ

魔術回路の1本1本には属性が付与されています。筋肉や神経や血管等がどの動きや必要性を持っているかと同じように魔術回路にも特性があります。今まで毛玉の様に扱っていた魔術回路を紐解いて身体の内側から必要な魔術回路を読み解く必要があります。

まずは身体全体で大きく魔術回路を展開してテンレイスバックを行ってください。もう既に貴方の目には細かな魔術回路が見えているはずです。それを1本1本丁寧に回収してください。そうすれば魔術回路がどの様にして身体に流れていくのかを実感出来るはずです。

その1本1本に魔術属性：アンチエが含まれています。想像式魔法行使では全ての魔術回路を一変させる事で行っていましたが魔法術式：グリモアではそうはいきません。丁寧で繊細な作業が必要となります。

では魔術属性は大きくは七つの大罪と呼ばれる人間にのみ発現する最も罪深きものから成り立っているとされています。憤怒、傲慢、強欲、色欲、暴食、嫉妬、怠惰。憤怒は火、傲慢は水、強欲は知、色欲は力、暴食は土、嫉妬は雷、怠惰は土。大雑把ではありますがこの様な分類に分かれていますが細かく見れば実際にはもう少し多いです。

それらを扱えるのは蒼天級の上位か最上位の天冥級となります。私はそれ以外に生欲の動と聖欲の天を使用出来ます。これらも極めていけばいずれ見つけられるでしょう。

方法③：魔法術式：グリモア

実際に紐解いた魔術回路を使って魔術回折を行い、術式行使を行っていきたいと思います。どれでも構わないので紐と紐を素早くぶつけてみてください。するとそこから生じる魔術回折から何かしらのわずかな魔法が発現するかと思います。それが魔法術式：グリモアです。ですがそれは本当に小さな何物でもない弱弱しい魔法である為、使い道もない意味のない火花にも似たものです。

しかし紐を重ねてロープの様にして大きな力でぶつけるとそれはこの世で最も強大な力として発現されます。ではここで一部ではありますが簡単な魔法術式を紹介します。

火を3倍、水を1、土を1を加えると大業火：フェルネックスと呼ばれる山火事を起こす程の炎を放つ事が出来ます。知を4倍、力を2倍、雷を1を加えると洗脳魔法：ログスアバナと呼ばれる広範囲多数の人間を操る力を使えます。土を4倍、力を4倍、知を1を加えると天地崩壊：アロマゲリアと呼ばれる大地震と暴風を巻き起こす力を使えます。

これらの様に組み合わせを変えるだけで大きな魔法を発現出来ます。もちろん魔術回路が不十分であると魔法は発動しないし、魔術回路が弱弱しいと微弱な魔法術式しか発動しません。

ですが可能性は大海より広く大いなる魔法術式も貴方が行使出来るでしょう。世界を守りぬき世界を救う力も貴方の努力と研究による血と汗の情報結晶にかかっています。

最後に

既にお分かりかと思いますが魔法術式：グリモアは世界を崩壊し兼ねない力としてこの世に存在します。かつてこの世界にグリモワールの書を残した異世界から戻った人間はこの力を何故残したかったのかは分かりません。

しかし私は46年後の4月8日に異世界からこの世界に戻ってきた人間による世界が終わる魔法術式が行使される事を予言の魔法で私は知っています。それを阻止してもらう為にこの書をこの世界に残したのです。もしかすればグリモワールの書を残した者も同じ理由だったのかもしれません。ですが私は病気で長くはありません。なのでこの魔法術式：グリモアを用いて世界を滅亡から救って欲しいのです。誰でもいいのです。この世界をどうか助けてください。本当に誰もが使えますから。講演をしても誰も信じてくれませんでしたがどうか信じてください。私の予言は本当なのです。どうかお願いします。お願いします。お願いします。お願いします。お願いします。お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いします