第3話 冒険の果てに
「キミカよ。私は冒険なんて危ないと思って居るの。だから、辞めてほしい」とチズが言うと、キミカは「うん?冒険に出てから、チズおばあさんの事は忘れないけど、今よりも強くなりたいし、経験値を上げたいの」とチズに話をした。
チズが「そう、なら止めはしないわ。でも何かあったら戻って来るのよ」と少し目に涙を浮かべていた。
キミカが「大丈夫!私は今までも強く生きていけたからきっと、うまくいくはず」と言う過度な期待を胸に秘めていた。
チズが「じゃ、頑張りなよ」と手を振ってキミカは馬に乗り冒険への旅に出かけて行った。
キミカは、馬に乗りスミスタと言う街に到着をした。
キミカのバックに、あの青い宝石が入っていた。
バックの青い宝石が光り、キイチが「君は、キミカさんだね?俺はキイチ。キミカさん、君は強い選ばれたものだ。そこで、魔物を倒して貰いたい」と言う青い宝石が話をしていた。
青い宝石が話をしている間は石が透明になり、キイチの顔が見えた。
キミカは「分からないけど、私に魔物を倒して欲しいって事ね?分かったわ」と話をすると、キミカは、お風呂屋のストナリに行って、お風呂へ入り、寝ようと宿に向かう時にドスンドスンと言う音が街の中に響き渡っていた。
キミカが「あ、魔物かしら?」とお風呂屋のストナリの壁に入って隠れて様子を見ていた。
魔物が「うーん、ここも廃れたな。街には人も居ないし、お腹も空いたし、何か餌になるものはないか?」と声が聞こえて来た。
キミカは「う、私の事をもしかして狙っているのかしら?」と少し怖くなって来てしまい震えが止まらなかった。
魔物がドスンドスンと言う音を立てて、街を出て行った。
馬は座り、宿の外で寝ていた。
スミスタの宿を早めに出て、お金を払い、早々と街を出て行った。
スミスタに居た、もう1人の旅人のレイカが早々と立ち去ろうとしている、キミカを見て声を掛けた。
レイカが「あなた、此処で何をして居るの?何の為に旅に出たの?」とキミカに質問をした。
キミカは「私は、この旅に出て経験値をあげたいし、魔物を倒すようにキイチに言われたのに、難しかったから家に帰ろうと思ったの」とレイカに答えた。
レイカは「それでも、あなた剣士なの?弱いし、ただの旅人かと思ったわよ」と呆れ顔で話し掛けた。
レイカが剣を出して「それ、剣持って、私に立ち向かって行きなさい。それが出来なければ旅に出る事は出来ないわ」と注意をうけて、キミカは、剣を渋々持った。
レイカが「たぁー」と叫びながら剣を捌き始め、キミカに迫って来ていた。
キミカが「たぁたぁたぁー」と剣を持つ手を変え、レイカの剣を手前で抑えた。
レイカが「やるじゃない?この調子の勢いで行けば魔物は倒せると思うわ」とキミカを励ました。
レイカは、剣を下げ、キミカも、剣をサオに収めた。
そして、キミカは、魔物を倒しに街を出て行くと、魔物がキミカに気付き、「お前、美味しそうだな」とキミカを魔物が手で摘もうとした時に、剣で手を切った。
魔物が「うわぁあ。手が痛い。」とあまりの痛さに叫んだ。
キミカは「世の中の悪しき物を収めよ。マジョリーナ」と叫んだ。
そして、青いレーザービームが急所の胸に攻撃を受けた。
魔物は、焼けただれ倒れていた。
そして、世界は平和を取り戻したのだった。
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