第4話   挙句の果てに

朝、目を醒ますと、祥が「お姉さん。裕実お姉さんの下の口はどうなって居るかな?」と大きなバイブを機械に付けて、下の口に入れた。

裕実は「ブァアアアア。辞めてぇ~」と祥が遠隔操作でバイブを操作して居ると、電話が掛かって来た。

裕実が電話に出ると、「ぶあああ。雅紀?どうしたの?」と雅紀に声を掛けた。

雅紀が「どうした?大丈夫か?今何処にいる?」と裕実に尋ねると、裕実が「此処が何処だか分からない。野外だと思うけど、倉庫が見える」と雅紀に場所を教えた。

雅紀が「分かった。じゃ、今からそっちに向けてGPSで場所を特定するから、待って居て」と裕実のピンチを感じて携帯から場所を探しに行った。

祥がバイブを消すと、「今から俺は裕実お姉さんと繋がりたいのさ。つまり付き合いたいんだ」と裕実の下の口を舐めながら聞いた。

裕実が「や、辞めて~。今から雅紀が助けに来るのに、こんな哀れな姿をさらしたくない」と涙目になりながら返事に答えた。

祥が「じゃ、俺と付き合う事に決めたら、辞めてあげるよ」と裕実に約束をした。

裕実が「分かった。分かったから、もう辞めて」と祥に話し掛けた。

祥が「分かった。じゃ、これからは俺の彼女ね」と裕実に無理やり声を掛けた。

裕実が「はぁ、はぁ。やっと解放された」と祥を見て涙を拭いた。

雅紀が「お前また何か、裕実にしたのか?」と祥に話し掛けた。

祥が「さぁ?それはどうだろうね?」ととぼけて居た。

裕実は制服を直して、「もう、大丈夫。もう、私の事には構わないで」と雅紀に囁いた。

雅紀が「何で?何か裕実やられたんだろう?正直に言った方が良い」と裕実に問い詰めた。

裕実は「もう、私達別れましょう」と雅紀に寂しそうな顔をして涙を流した。

雅紀が「分かったよ。でも俺は、裕実の事を大事にしたいと思って居たよ。もし何か有ったら言ってくれ」と裕実の携帯に、雅紀は連絡先を追加した。

メールアドレスを、携帯の電話帳に追加をして雅紀は、「じゃ、またな」と手を上げて、走って行った。

裕実もその後を追うように、走って行った。

祥が「ふふふ、これで俺は裕実の彼氏だ」とガッツポーズを見せた。

裕実が思わずメールを開いて、雅紀に「あのね?私、雅紀が来る前に祥君から裸にされて、バイブで下の口に無理やり入れられて彼女になってくれたら、辞めてあげるって言われたの」と雅紀にメールを返した。

雅紀が「何て奴だ。俺が祥から守ってやる。大丈夫だ」と裕実にメールを返した。

それからはずっと雅紀が、裕実と一緒に家に帰って行くのが見えて、裕実に電話が掛かってきたが、祥からの電話で出る事は無かった。

祥がメールをして来て「あの時の話と違うじゃないか?」と裕実にメールを送った。

裕実が「う。それは・・・。私だって、そんな事をされたら嫌だし、ましてや彼女になるならもう少し私の事を大切にしてくれる人の元で付き合って居たいもの」と祥にメールを送った。

祥は「う、そうだよな?俺のおもちゃになんかなりたくないよな。分かった。裕実の事はあきらめる。さようなら」と最後にメールを送ってその後何も返って来なかった。

雅紀は「大丈夫か?もう、裕実の事を苦しめている人から突き放して、幸せにしたい」と夕日を眺める丘で、雅紀は裕実とキスをした。

雅紀が「裕実大きくなったら、俺達、幸せになろうな」と安物の指輪を渡した。

裕実が「ありがとう。雅紀」と笑顔で雅紀の返事に答えた。


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