第4話
「いらっしゃいませ。」
白シャツに黒の蝶ネクタイ。黒のエプロンでホールに立つ和真くんはまるで別人。
「あの人カッコいいじゃん。」
さっき入店した二人連れの学生さんがこそこそ話してる。
うんうん制服姿はね。性格だって穏やかで優しいと思うよ。仕事も出来るし。
「仕事何時に終わるんですか?」
おおっ!和真くんナンパされてる。
「8時だよ。」
「終わったら遊びません?」
「あ~残念。俺この後パチンコ屋でバイト。」
フリーターさんは生活が大変らしい。パチンコ屋でバイトだからアロハなのかな。いやいやお気に入りだって言ってたしなぁ。
余計なお世話を心の中で呟きながら私も接客を頑張る。
「いらっしゃいませ。何名様ですか。」
お客様をテーブルにご案内して注文を取る。今日も忙しくなりそうだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます