日々是好日

私は田辺比名子（たなべひなこ）。

16才。高校1年生。身長160センチ。体重は内緒。

夏休みに入って10日目。現在絶賛アルバイト中。通いなれたファミレス。

従業員専用の出入口から入りタイムカードを押す。

「はよ。比名ちゃん。」

ポンと後ろから私の頭を叩いて挨拶するこの人は

「おはよう和真くん。相変わらず凄いね。」

彼は近藤和真（こんどうかずま）。21才。フリーター。バイト先の先輩。

180近い身長。細マッチョ。

ファミレスの制服姿は凄くカッコいい。接客上手。お客様（特に女性）の受けも良い。もちろんイケメンなんだけど。

「どうにかなりません？そのファッション。」

私服のセンスは最悪な残念な人なのだ。

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