第一章
バイト始めます。
第1話
産まれた時から家にパパは居なかった。
ウチではそれが当たり前。寂しいと思ったことも有るけどパパの分も愛してくれるママが居たから幸せだった。
マンションのお隣にはママの親友の美人?の
小学生の頃は交通指導員のおばちゃん。
中学生の頃は派出所のお巡りさん。
高校生の今は理事長先生。
私の周りは優しい人で一杯だ。
今の私はママに感謝の気持ちでいっぱい。早く子離れしてママに恋愛して欲しい。
だってママは友達が皆憧れる位美人なんだもん。いつまでも死んだパパや子育てに拘って婚期を逃して欲しくないんだ。
だから私、高校生になった夏休みの今バイトを初めます。バイト先は制服が可愛くて気に入ったファミレス。
バイト先の社長さんはかなりユニークな人。面接でいきなり。
「おおっ。ど真ん中!」
なんて謎の発言をした人。危ない人なのかと心配したけど経営者としては一流で、主にビジネスセミナーの主催をする会社を経営してるらしい。 ファミレスは副業の筈なんだけど結構マメに顔を出してる。
『少し変人だけど女の子に手を出す人じゃ無いから安心しな。』
と優ちゃんに言われた。私を心配して調べてくれたっぽい。ホントに過保護なんだから。
親離れの第一歩。
優ちゃんも応援してくれてる。
死んだパパ、見守っててね。私頑張るから。
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