Chapter1 恐怖
-2YYY年5月26日-
『ニュースです。昨夜未明、江東区の上空に『天使』が出現しました。今回の天使は輪2本、羽三対、火器武装。天使のクラスはメンドレート。被害は死者63名、重症935名。全壊3,567棟。半壊付近の市区町村を合わせて20,000棟以上でした。現在も復旧が』
ブツン
「はぁ…またか…」
この世の中には人間界とどうやら異世界から『天使』なる物がちょくちょく来るようだ。『天使』には複数のランクがあるようで、高ランクな天使ほど頭上のリングの数、羽の数が多く、異世界から持参してくる武器も強い。まぁ自分にはランクなんて関係ないが。一般人には下級天使すら相手にならない。天使のランクには名前がついており、
関係ないしゲームの続きやるか…
ッヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…
「警報!?まさか⁉︎」
『市民の皆様!上空に
…終わった
いやまず隠れないと。最大限自分の命を守る行為を取らなければ。確か地下シェルターがあったはずだ。
バタン
ドアが開いた
今度こそ終わった。天使だ。
『おや。まだ生きていたようだね。動くなよ?』
待て。
「なぜ話が通じるんだ?」
天使も流石に驚いたようだ。
『なぜだ。なぜ我らの言葉をしゃべれているのだ。』
このまま時間を稼いでいればWWAK《全世界天使撲滅隊》が天使を殺ってくれるはずだ。
『まあいい。どのみち死ぬんだお前は。』
天使は短刀を出して喉元に突きつけてきた。
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