第2話

先輩が部活をやめて2か月くらいたった頃

私の連絡先を他の先輩に聞いたらしく、急に先輩からメッセージがきた。

「みんなでカラオケ行きたいね」と。

急だなと思いつつも大のカラオケ好きの私はすぐに「いいですね、行きましょう!」と返信した。

先輩は演劇部の友達たくさん連れてきていいよとも言っていたから当時仲の良かった友達二人を誘った

一人は家庭の事情で行けないとすぐに返事が来たがもう一人はなかなか返事が来なかった

先輩から元演劇部のほかの先輩も連れて行くと連絡が来たため友達にもその旨を話したところ「行く」と即答された。

きっと三人で行くのはどこか気まずかったんだろうな。

全員の連絡先を知っているのは私だけだったため日程調整などは私がやった


カラオケの前日、行くと即答していたはずの友達から急用ができていけなくなったと連絡が来た

おいてめぇ裏切ってんじゃねぇよ

私の思いはさておき、どうしよう。

私明日一人で先輩方に混ざってカラオケ行くのか…

十数分考えたのち、とりあえず先輩方に友達が来れなくなったことを伝えた。

考えてどうにかなることじゃない。先輩方からの返事が来次第寝よう。

幸い、返事はすぐに来た。二人ともOKとスタンプで。

それにリアクションをして、すぐにスマホを閉じた。

仲のいい人しかいないはずなのにとても緊張していた

そういえば先輩の私服見るの初めてだなぁ…。

なんてことを考えていた


次の日、私は待ち合わせ場所に一人で居た。

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