お祭り

第6話

「わー、すごいね」

パシャと水しぶきがかかった。

「あ、ごめん、かかっちゃった」

水風船の水だった。私は夏だからすぐ乾くだろうと思い

「大丈夫だよ、夏だし」

と呑気なことを言っていた。

でも、それから男の人にジロジロ見られるし、なんだろう?と思っていたら、服が透けていた。

「キャッ」と隠す私に、友人は知らん顔で金魚すくいをしていた。そんな時、それを知ったりょーちゃんがストールを被せてくれた。

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