第5話

友人がケンジと別れたことを知り、心配してくれた。


「最近、体調大丈夫?」と言ってくれた。

「大丈夫だよー、ありがとう」と返しながら、違和感も感じた。

でも、「良かった。ケンジくんと別れたから、もっと落ち込んでるかと思った」との声に安心してしまい、

「ね、心配してくれたお礼にさ?お祭りしてるから奢るよ」と言ってしまった。

「え、いいの?」

「うん、たまには」

「じゃ、いこ?」

「うん、行こう!」

と罠とも知らず、一緒に行った。

そう、襲いかかってきた子と友人は同一人物だったのだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る