第4話 佐伯と友人
俺は夏が好きだ。
昨今の酷暑のことは、その限りではない。俺は最高気温が三十度程度の日本の夏が好きだ。
夏は真弥ちゃんの生まれた季節でもある。ここで言う真弥ちゃんは、人間の真弥ちゃんのことだ。俺の宝物の真弥ちゃん。愛しい木漏れ日。
真弥ちゃんは、夏生まれでも暑さはあまり得意ではなくて、夏の日はエアコンの効いた部屋の中で本を読んでいるのが好きだった。
一方で、二月生まれの俺の方が、夏の暑さには強かった。
それでも、俺が夏の風物詩を食べ歩きに行きたいと言えば、真弥ちゃんは付き合ってくれたし、俺が冷えたビールを飲めるように、車の運転をしてくれた。
真弥ちゃんが夏の激辛料理をおいしそうに食べるのも、楽しみでもあった。
俺にとって夏といえば、というものは数があれど、まずは冷やし中華である。
昼休みにもたびたび訪れる町中華屋ののれんの横に、氷と冷やし中華はじめましたの貼り紙が出始めると、いよいよもって夏の気分になる。今年も、黒いマジックペンで力強く書かれた「冷やし中華」の文字が掲げられた。
同僚の貞沼は、目新しいものが大好きなので、仕事終わりに行こうと皆を誘った。
「みんなまだですかね。先に入って席を取っておきましょうか」
猫目に太眉、かわいらしい顔に似合わず、貞沼の私服は主張が強い。柄物シャツを夏場の羽織にするのはいいけれど、それが龍だったり虎だったりハイビスカスだったりする。
それを指摘すると、俺のTシャツの柄について言及されるので、俺は口を閉ざしている。
Tシャツ一枚でいても、やはり暑い。
夏の日暮れは遅く、西日はまだ熱く頬を焼く。四方八方から鳴き続けるアブラゼミの声が遠近感をおかしくさせる。背中を伝う汗はわずらわしく、俺は二つ返事で店名が書かれた自動ドアを開けた。
頬を、首を、背中を濡らしていた汗が、空調で冷やされ、乾燥した空気に一気に気化する。うなじの毛が逆立つような爽快さを覚えながらのれんをくぐると、見た顔の店員が何人だと、少しズレたイントネーションで俺たちに尋ねた。
店員に人数を伝えると、六人掛けのボックス席に通された。奥の席にはエアコンの風が直で当たる。
「佐伯さん、そっち寒いですからこっちに座るといいですよ」
優しい貞沼の好意をありがたく頂戴して、比較的風の当たらない席に着席する。
テーブルに無造作に置かれたメニュー表の中から、貞沼は夏限定メニューを俺に指し示した。
「トマト塩レモン冷やし中華ですって。佐伯さん」
「夏要素を欲張りすぎている」
大量のスライスレモン、トマトにきゅうり、レタス、錦糸卵と薄切りのチャーシューが乗ったそれは、華やかな色合いをしていた。
俺は店員から受け取ったつめたいおしぼりで手を拭きながら、貞沼の持つメニューを覗き込んだ。
「俺は普通の冷やし中華で……ゴマだれ系か、酢醤油系か……。俺は酢醤油かな。餃子も頼もう」
「えーっ、冒険しないんですか?」
「まずはスタンダードな冷やし中華を食べて安心したいんだよ。そうだな、普通の冷やし中華を食べ終わったら、こっちの……ベトコン冷やし中華を頼もうかな」
貞沼はどことなく納得のいかない表情で俺から視線を外した。
「なにか言いたいことが……」
「あっ、刈賀さんたちもきましたよ」
泣きぼくろが特徴的な、端正な顔立ちがのれんを割った。刈賀譲である。
中華料理店よりも、長いカタカナのカクテルを傾ける店が似合いそうだが、今日はだいぶ腹をすかせているらしく不機嫌そうに眉間に皺を寄せている。
その後ろから、坊主頭にタオルを巻き、土汚れのついた作業服姿の大男が、身をかがめてのれんをくぐる。
風貌の悪い農家ではなく、彼もちゃんと警察官だ。
「アッチいるよ」
店員が俺たちを指差して、二人を誘導する。
「神鳥さん、今日はなにしてたんですか?」
椅子を引きながら、刈賀が神鳥に尋ねた。
「木下さんちの畑の手伝い。草が生えてきちゃうから、ちょっと休ませてる土をおこしてほしいって言われたけど、あんまちょっとじゃなかったわ」
神鳥が腰を下ろし、深く息を吐いた。
いざ皆で向かい合うと、六人席ですら狭く感じる。壁側に貞沼と二人で座ったおかげで、俺たちの視界は長身二人に塞がれて圧迫感も甚だしい。対面の壁に貼られた期間限定メニューのお知らせが見えない。
「みんなで食べるの久しぶりですね」
貞沼が水とおしぼりを分配しながら言った。
「そうだね……。この、刈賀なのか神鳥なのかわからない足が俺の領地を狭めてくるのとか特に……」
俺がそうこぼす間も、誰かのつま先が俺の脛を蹴っている。
「刈賀じゃないの?」
神鳥は、テーブルの端に置かれた灰皿に手を伸ばす。
「注文決めてから吸ってくださいよ」
刈賀が神鳥の前にメニューを広げる。
「ん。俺、ベトコンラーメンとエビマヨ」
神鳥はたばこを咥えたまま、メニューを一瞥していつもと変わり映えしない注文を選んだ。
「僕は麻辣麺と干し豆腐の和物で」
「ゆずくんって、結構ヘルシー思考よね」
ヘルシーの対極にいそうな注文をした神鳥は、口に咥えたたばこを動かしながら言う。
「中華でヘルシーってのもアレですけどね。今日は花椒と酢が食いたい。おなかすいた」
神鳥は、内ポケットから取り出した百円ライターでたばこに火をつけ、うまそうに喫う。フル回転している換気扇に吸われてなお、ツンとした煙のにおいが鼻をついた。
「割とみんな冷やし中華頼まないんだね」
「マヨネーズかけるの、僕はまだ納得してないんですよ」
俺の言葉に、刈賀が割り箸を割りながら返した。
「この辺りだけですよね、マヨネーズ」
「俺はマヨの冷やし中華好きよ。ベトコンへの愛に勝てないだけで」
神鳥がもうもうと煙を吐く。
「ベトコン冷やし中華もあるからね」
俺がメニューを開いて神鳥に見せる。
「冷えはほら。おなかによくないから」
神鳥はわざとらしく微笑んで見せる。
「にんにくで腸内細菌を殺そうって人が、おなかの心配するんですか。どうせ辛いなら僕と同じ、酢のほうがいいですよ」
「スクラップアンドビルドってやつよ。俺の腸内細菌は、潰されてまた強くなるの」
俺たちの与太話にも冷静に、貞沼は全員の注文の決を取っていく。
「餃子は人数分でいいですか?」
貞沼がメニューをめくりながらたずねた。
「おう」
「いいですよ」
「唐揚げは?」
「欲しい」
「一人何個?」
じきに、にこやかな店員が、俺たちの席から見えるところに立ってプレッシャーをかけ始める。
「オマエらはキマッタですか」
「ああ、はい。お願いします」
「言えドウゾ」
めいめい食べたいものを頼む。店員は、チョトマッテロと、俺たちに言うと、厨房へと消えていった。
店内の油のにおいのおかげで、俺たちは腹の虫を鳴かせながら料理を待った。
その間も、俺のすねのあたりを革靴のつま先がコツコツと小突いている。
「俺、まだ誰かに蹴られてるんだよ」
「知りませんよ。妖怪じゃないですか?」
「すねこすりどころの騒ぎじゃないよ」
持て余し気味に足を組んだ刈賀のつま先の仕業なのはわかっている。神鳥の足は、テーブルの下で組むには余り過ぎているからだ。その証拠に、少しみじろぎした拍子に、神鳥の膝がテーブルにぶつかって音を立てている。
「いてぇ……」
「座敷のがよかったですかね。六人席なら広くていいかと思ったんですが」
「いや、いいよ。今ちょっと足の存在を忘れてただけ」
「オレのほうに足伸ばしていいですからね」
貞沼が足を揃え、神鳥のスペースを増やしてやっている。
「神鳥さんって、いつも服どこで買ってるんですか?」
刈賀がお冷を傾けながら聞く。
「んー?通販と作業着屋。ゆずくんは?」
「今日のは商店街のおばあちゃんがやってる店で買いましたよ」
「おばあちゃんのセンスも着こなすねぇ。見なよ佐伯なんか。ラーメン屋にくるのに、ラーメンのTシャツ着てるよ」
刈賀が眉を動かして俺を見る。
「わざとですか?」
責めているわけではない。
「たまたまだよ」
刈賀のセンスとスタイルならば、商店街のおばちゃんチョイスでもそういうジャンルとして成立する。なにが書かれているかよくわからない字体のシャツも、それっぽいブランドものに見えるのが不思議だ。
刈賀が俺に、哀れみの入り混じった笑顔を向ける。俺のTシャツに思うところがあるらしい。
しかし、そんな憂いも、山盛りの唐揚げと餃子の前には線香花火よりも儚く消え去る。
突き出された箸は、攻防を繰り広げ、己のぶんの唐揚げをひとつでも多く入手せしめんと乱れ打ちあう。
「お行儀が悪いですよ」
貞沼の声で我に返り、一人四つをそれぞれが皿に取り分けたところで、俺は手を合わせた。
「いただきます」
刈賀、神鳥も続く。貞沼も、手を合わせた。
それからは、唐揚げを楽しむだけであった。
まだ湯気立ち上る唐揚げは、舌を焼く油を口内に溢れさせる。それを覚悟して、ざぐりと音を立て、噛む。熱さを代償としても構わない。そんな旨味が口の中を支配する。よく漬け込まれた肉の味は、噛むほどに口の中で調味料の塩気と肉の甘みを醸し、エンドルフィンの分泌を促している。
「ビール」
まず、神鳥が挙手をした。
「神鳥さん、帰りは?」
「今日はゆずくんか貞ちゃんに乗せてもらう」
刈賀を見る。刈賀と貞沼は、酒に酔うような臓器を持ち合わせていないから、たとえ飲んでも運転に支障はない。
「僕、小ライス追加で」
刈賀はメニューの中から、一杯百八十円の小ライスを指さした。
追加注文の気配を察知した店員は、素早くテーブルに近寄ると、新しい伝票に注文を書き込んでいく。
「佐伯さんは?」
「……中ライス」
冷やし中華であっさり済ませる予定は、もう破綻していた。
「マッテロ」
店員は宣言通り、すぐにビールとライスを俺たちのテーブルへと運んだ。湯気立ち上がる青椒肉絲も一緒に。
間髪入れず、四人前の餃子がテーブルを埋める。
箸が進まないはずがない。
青椒肉絲の肉の旨みと、野菜の食感。筍とピーマン、細切りのにんじんは、野菜を摂取したと言い張るには充分だった。
更に、具をたっぷり詰められた餃子。
白菜とキャベツがよく刻まれ、肉汁を孕み、噛み付くと舌を焼く。しかし、にんにくの後ろにいる大葉の風味がさっぱりと心地よく、俺たちの箸をとめさせない。酢醤油を含ませ、口に放り込む。
中ライスは瞬く間に減っていく。大ライスにしなかったことを些か後悔したが、やがて訪れた冷やし中華の前に、中ライスでよかったと俺は安堵した。
「冷やし中華ナー」
どん、と、俺の前に置かれた冷やし中華は、メニューの写真よりだいぶん大きく作られていた。麺はひと玉半なのかふた玉なのかわからないほどに、錦糸卵と千切りきゅうりとにんじん、中華ハムと分厚いチャーシュー、煮卵がひとつ。そしてマヨネーズがたっぷりと。
「大きいっていうか、違うものになってるね」
メニューの写真に、チャーシューと煮卵は載っていなかった。
去年は写真のとおり、見知った冷やし中華だったはずだ。店主の気分なのか、なにか別の目的があるのかはわからないが、この街中華の盛り付けは、年々過激さを増している。
ともかく山頂を崩そうと、チャーシューを箸でつつく俺に、刈賀が嫌そうな目を向ける。
「そこにマヨネーズをかけて食べるんでしょう?秋の健康診断、佐伯さんのコレステロールの数値が楽しみですね」
「神鳥だってそうなんだからね……。見なよ、あのにんにくの量」
神鳥の前に置かれたのは、通称ベトコンラーメン。現在の正式名称は、ベストコンディションラーメンである。
醤油ベースのうすら赤いスープには、輪切りの唐辛子がいくつも浮き、たっぷりの挽肉ともやし、ニラが山になっている。そして十個ほどはあろうか、軽く炒められたにんにくがゴロゴロと浮いている。
神鳥は、具材と麺の天地を返し、ちぢれ麺に挽肉やもやしを絡ませて大きく箸で掴むと、啜った。合間に、にんにくのかけらをひとつ口に放り込む。
咀嚼、嚥下すると、さらにビールをごくごくと飲み、大きく息を吐いた。
俺と刈賀にちらっと目線を向けると、わざとらしく声を出す。
「いやー、健康になるわ。いずれ癌にも効くようになる」
そう言って神鳥は再び体を丸め、ベトコンラーメンを口に運ぶ。店員からエビマヨを受け取ると、そちらも頬張り、ビールを煽る。エビマヨを誰かと分けるつもりはないようだ。
「よかったですね。夏バテ知らずでいけそうで」
貞沼はそう言って、冷やし中華に乗ったレモンを噛んだ。
「すっぱくないの?」
「オレ、結構レモン好きなんですよね」
俺の正面では、刈賀が麻辣麺に黒酢をだくだくとかけて貪っている。本来ならば避けるだろう唐辛子をレンゲに乗せて、麺と一緒に口に運ぶ。
「うっま……酸味と辛味の組み合わせ最高……」
心なしか涙ぐんでいるようにも見える。泣くほどにおいしいのかもしれない。
貞沼は遠隔操作ロボであるし、刈賀は脳と生殖器を残した全身義殻、すなわちサイボーグである。
そんな彼らも、人間性の保持のためには、睡眠と食事が重要視される。鋭敏さを増した味覚には、唐辛子と花椒、酢の味わいはさぞかし刺激が強く、脳内麻薬を引き出すことだろう。
腹を壊さないという面でも、存分に刺激を楽しめるのは、いささかうらやましくも思う。
俺は、冷やし中華の煮卵を口に運び、きゅうりとにんじんの千切りにマヨネーズを乗せた。
しゃっきりとしたきゅうりとにんじんは、酢醤油と相まって口の中をさっぱりとさせてくれる。細切りの野菜は、麺によく絡み、酢醤油タレと一緒に舌を楽しませる。
麺の下から出てくる、四角い氷も目に涼しい。
夏の味だ。
店に入った時に流れていた汗は、すっかり乾き、肌寒くすら感じる。一口氷水を飲むと、腹の奥が冷える気持ちだった。
なるほど、これを危惧して、神鳥や刈賀は敢えてあたたかいものを注文したらしい。俺は、マヨネーズの絡んだ冷やし中華を腹に収めると、店員にむかって手を上げた。
「台湾ラーメンひとつ」
これで、冷やされた胃袋もあたたまり、疲れることなく過ごせるだろう。
目の前の食べ物が心許なくなると、誰ともなく追加を頼み始める。
「最近、続いてる野良猫の不審死、どうなってます?」
「いや、まだ全然。昨日はたぬきが死んでたけど、あれは多分轢かれただけ」
合間に挟まる会話は、些か剣呑ではあるが、めいめい好きなものを食べ、時折軽口を叩く時間もまた、こころを潤す。
ぐだぐだとした時間は一時間、二時間と経過していく。
刈賀が胡麻団子を追加で頼み、神鳥が塩とラー油で紹興酒を飲み始めたあたりで、貞沼から声がかかった。
「それ食べ終わったら帰りましょうね」
貞沼の言葉に、刈賀が腕時計を見る。二、三度瞬きをして胡麻団子を飲み込み、神鳥に声をかける。
「……神鳥さん、今日そっち泊まってっていいですか?」
「いいよ」
そう答える神鳥の顔は、酒の気配を全く感じさせない。飲み食いした部分はどこに消えたのだろう。
「食べた分集金しますよ」
走り書きの伝票を掴み、貞沼が言う。俺は財布を開けて、だいたいの金額を貞沼に差し出した。
「貞さん、僕の送金しておきますね。神鳥さんは?」
刈賀がスマートホンを操作する。神鳥も名残惜しそうに短くなったたばこから口を離すと、ポケットから千円札を何枚かと、小銭をテーブルに置いた。
「俺の分はこれでいい?」
「いいですよ。あとやっておきますから、刈賀さんたちは先に」
「じゃあ。僕は神鳥さん連れて帰ります」
「うん、お疲れ。お先。ご馳走様」
しっかりとした足取りで神鳥は立ち上がり、のれんをくぐっていく。貞沼は会計を済ませて、俺に余剰な小銭を返してくれた。
店主にご馳走様を言い、のれんをくぐる。
「思ったよりゆっくりしましたね」
「うまかったよ。一人だとどうも味気ない」
むっとしていた外気もいくぶんか和らぎ、土の匂いをはらんだ風が吹いている。夕涼みにはいい塩梅であった。
空を見上げると、オリオン座が光っている。
「オリオンのベルトには宇宙があるって真弥ちゃんが教えてくれたんだよな。あそこに宇宙があって、俺たちみたいな人間が……」
「……それって多分、映画の話ですよ」
「……本当に?」
貞沼はにこりと微笑み、駐車場に向かって歩き出す。
「じゃあ、また明日」
「お疲れ様です。佐伯さん、真弥ちゃんによろしく」
「ああ、うん。ありがとう」
真実のところを答えることなく、貞沼は平たいスポーツカーに乗り込む。
俺もまたセダンに乗り込み、エンジンをかける。
皆と別れ、一人で車を運転するその時間は、途端に世界から音が減ったような気分になる。
言うなれば、晴々としたさみしさ。そんな余韻に浸る暇もなく、窓を開ければ夏の夜は虫の音が騒がしい。
控えめにかけられたBGMは、真弥ちゃんが好きな曲を詰め込んだものだった。
あとはここにその本人がいてくれさえすれば。そんな気持ちが、アクセルをゆっくり踏んだ。
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