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第1話

「…舐めてい?」



「ゃ…だめ、で、ぁッ」



服は脱がせないで、電気は点けないでほしい。



でも、俺の身体は欲しい。



わがままばかりのガキの手解きも、


別に了承を得る意味ではない問いかけを無視して事を進めると


素直に反応して浮く腰だけはかわいいと思いながら、


暗がりでも判る華奢な太腿を開かせる為に掴んでいた手を離して顔を上げる。



「……」


「ぁ、は……っ」



…? と不安そうに逸らした顔から覘く視線が絡み、また逸らされる。



「…自分もこんな嬌声コエ出るんだって思った?」



ゆっくり、“優しく”囁いて、その反面指先で濡れた箇所をなぞって彼女が降ろした腰を再び跳ねさせたと同時に、ナカへ沈めた。



「——ッ!!」



「だいじょーぶ…。ゆっくり動かすから。息、吐いて」




空いた方の手で髪を撫で、額にくちづけすれば彼女は言われた通りに息を吐き出し縋るように腕を回してきた。




「はは… まだ・・指だよ」







————…

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シーツの上から降りたらおじさん 鳴神ハルコ @nalgamihalco

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