第8話
私は上空から、あの悪魔の元へと降りたった。
「…!?」
あの悪魔は上から舞い降りる私に対し、目を見開いた。
それから、紅い眸を細める。
眩しそうに、羨ましそうに。
――…悲しそうに。
そうして両手を優しく差し出し、私を抱きかかえる。
「……天使様が、私に…何か…?」
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