第41話

「貴方とわたしは、どういう関係だったの…?」







小さく、目を見開かれて。



青が光った。



心臓はどきりと音が刺さったように鳴った。




息は、苦しい。






今も、友だちだっただろうか。高校を卒業した後は?一度も会っていなかったら。


さみしい。


もしかしたら私が、告白してしまったかもしれない。振られて、ずっと長い間会っていない関係だったかもしれない。気まずくて、会いたくないふたりだったかもしれない。





「……」




少し、驚きを表情に表していた梶くんは沈黙を置いた後、ふと唇を結んで。




ふわりと、わらった。





「…“梨句、忘れちゃった?”」

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