第24話
私、は、私は。
もう一度。
彼が残した星の屑を、茫然としてかき集め。
夢から醒めてしまったら、消えてしまうと、解っていながらそれを両手の平に乗せ。
たった今彼がそうしてくれていたように唇を寄せることを止められなくて。
夢から醒めるまで永遠に――――。
夢が。
醒め、ない――……?
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