第63話

私が水着を買って降りるとまだ1階ではヒナ達が商品を選んでいた。




「理央、何買ったの?」




ミホが聞いてきた。




「表のウインドウにあった水着!」




私が言うと3人は




「あれ良いよね!」




「絶対似合いそう!!」




「今度着てみせてよ!」




自分の買い物もそっちのけで騒ぎ始めた。




「ほら、時間無くなるよ」




私が言うとみんな自分の狙ってたものを買い始めた。




「トモ子は買わないの?」




トモ子の処女の値段は5万円。




なんか買えるだろう。



「うん、私こういう高いお店初めてだから…何買っていいか……」




「これなんかどう?」




私はショーケースの中にあるブラウンのバッグ型のキーホルダーを指した。

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