第43話
トモ子はスヤスヤ寝ている。
「いいよ。そのままで」
私が言うと3人は玄関へ。
「じゃ、理央あとでね!」
「うん!みんな気をつけてね!」
タクシー代くらい大丈夫だろう。
少しすれば電車もあるし。
みんな出て行った部屋は静かで好き。
あっ、まだトモ子がいた。
リビングのソファーで寝ているトモ子に毛布をかけてやる。
電気を消して寝室へ入るとどっと疲れた。
いつも毎日、家でもマンションでも寝室に入ると一気に疲れが出る。
服を脱いでベッドにもぐりこむ。
そのまま落ちた。
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