第27話

他の生徒も散って私達4人がトモ子を囲んだ。




トモ子はブラウスの前をはだけて座り込んでいた。




まだ震えている。




私はしゃがみこんで声をかけた。




「大丈夫?」




私の声に反応したトモ子は信じられないといった眼で私を見た。




「おいでよ。屋上でも行こう!」




私が差し出した手を握るとトモ子は泣き出した。




私はトモ子を抱きしめてあげた。






私達は屋上にトモ子を連れていった。



今日は風もなくて陽射しも暖かい。




ベンチにトモ子を座らせて私が隣に座る。



ヒナとマキが隣のベンチに。

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