第25話

「はあ!?金無いの?」




「どんなつもりだよ!?」




「わ…私、もう無理だよ…」




消え入りそうなトモ子の言葉を聞いてナオコが言う。




「じゃあ服脱げよ。」



「え…?」




「金が無いなら私達が作ってやるよ。オマエのヘアヌード、エロ雑誌に売ってやるよ。」



「いいね!それ!」



「ナオコ優しい~♪」




残りの2人がトモ子を押さえつけて服を脱がそうとする。




「やめてよ!!お願いだから…」




トモ子が泣きながら言えば言うほどナオコ達の楽しみが増していく。




ナオコの才能は自分の不幸を呪って思いっきり発散できるところ。




私にはトモ子の心の悲鳴が手に取るようにわかった。





どうして自分なんだろう?




ある日、いきなり突き落とされた…



誰も助けてくれない深い井戸に。




助けて欲しい……!!

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