人間なんてこんなもの。

だれでもみんなが恐怖を与える側にまわろうとする。

受ける側にはなりたくないから。

奪われるくらいなら奪う。

ここんとこが理解できない奴は死ぬまで奪われる。

3週間のトモ子の悪夢はもうじき終わる。

トモ子は絶望を味わった。

ナオコ達にいじめられて信じていた友達は知らんぷり。

先生に言ったらもっとひどくなるから言えない。

誰も助けてくれない。

「さあ、また遊ぼう♪」

ナオコと仲間のサナエ、イクコが無理やり壁にトモ子を押し付けた。

「おまえさあ、金持ってきたの？」

「ご…ごめんなさい…」

散々いじめた後にナオコ達はトモ子に毎日のようにお金を請求した。

お金を渡せばいじめは軽減される…

でもそんなこと続くわけがない。

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