その後日向のシュートも決まらず、霧崎第一の行動はエスカレートしていった。

「タイアップに……何があったんですか……？」

「！……里月ちゃん」

「！……なんで木吉先輩が中1人なんですか。

……4人外って……霧崎第一にすればいい条件でっ！！

」

「鉄平が頼んできたのよ。中は俺一人でいいって。」

「……でも……それじゃあ……」

ピピーッ！！

「「！！」」

「レフリータイム！」

「木吉！」

「木吉先輩！」

「！」

「…だから…俺は決めたんだ。もしあいつらの心が折れそうになったなら…俺が添え木になってやる…！

もしあいつらが傷つけられそうになったら、俺が盾になってやる。

どんな時でも体を張って、誠凛のみんなを守る。

その為に俺は……戻ってきたんだ！！！」

「「！！」」

「監督。……木吉先輩、下げましょ。」

「……でも……下げたら……」

「……恨まれる？……恨まれたくないから…下げないんですか？

……自己満足の監督をやっているんじゃないでしょう…？」

「……」

「それでも監督ですか！！！」

「ーーーー！！！」

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