第27話

日向と三月、黒子、火神は帰り道を歩いていた。




「……大我?……どうかした?」



「……キャプテン、聞いていいすか、」



「あ?」



「あれ、どういう意味すか。……木吉先輩が今年で最後って」



「え」



「「!!」」



「……そうか…。……聞いてたのか。

……しょうがねぇな。……まぁ、あの状態なら

いずれお前らにもバレてたか。……そうだな…。

いい機会だし、全部話しておくか……。…あれは、去年の夏の事だ…」






3人に過去を話し始める。














「日向先輩」


「?」


「……話、ありがとうございました。

詳しく聞けて良かったです。」



「……は?……おい…詳しく、ってどういうことだ?」



「……私、花宮さんと木吉先輩が話をしているのと、

今日のお二方の話を聞いてしまって……。

以前、花宮さんと話をされていた時に木吉先輩と

鉢合わせをしちゃったんです。


……その時に軽くですが、怪我の事を聞きました。」



「!だから最近の試合、見えないようにテーピングを……」


「木吉先輩から、お願いをされちゃって……。

日向先輩には言うなって言われたんですけど……。」



「……そうだったのか。

……なんか悪いな。気を遣わせて。」



「……いえ、マネージャーとしてお仕事をしただけなので…。

……私も、二人を追いかけます。失礼します。」





「おう。気をつけてな。」

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