第25話

「スクリーンアウト、絶対に負けるな!」


「とはいえ、備えだ。外せって言ってるわけじゃないもちろん」


「2本とも決めりゃ、手っ取り早いんで」



「たのしんでこーぜ。です。」



「…………ふぅ。……じゃあ、そうさせてもらおうか。」


















「あと1回……!」



「(……木吉先輩……お願い……)」



「…………」



フリースローがあと1回。静けさの中、木吉の投げたボールは

ガタンと淵に当たって外れた。




「「リバウンド!!!!」」




両監督、声を上げる。



「!!」



「よし、いけ大坪ぉぉ!!」



秀徳の大坪がボールに触れようとする。



「「!!」」



「大我っ……」



そこへ火神が入り、ボールを死守。ゴールへ入れようと飛ぶ。



「うぉおおおお!!」



「おおおお!!!」



火神の目の前に食らいついた緑間。




「「おおおおおおおお!!!」」















ビーーーーーーーーーーと試合は終了のブザービートが鳴る。





「「!?」」




ブザーに反応し、二人はボールを外す。

延長戦は設けないため、引き分けで試合を終えた。












「木吉ぃぃいい!!!!!!」

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