第21話
「……!?(どういうこと……?)」
「(新技を身につけるなり、何か変化があると
思っていたのに…前と同じスタイル……?)」
「いっておくが新技など無いのだよ。
俺が今日までやってきたのはひたすら体力アップと基礎トレーニング。
たしかにお前と俺では相性は悪い。だが舐めるな。
……その程度の付け焼き刃の武器を身につけるほど
俺のシュートは安くない。
気づいているだろうが、俺のシュートは
無限に打ち続けられるものでは無い。しかしそれは
お前のジャンプも同じことだ。
だったら、やることは一つのみなのだよ。
飛べなくなるまで撃てばいいだけの話だ。
例えそれが万でも、億でもな。」
「……おもしれぇ…。
つまり……根比べってことかよ……!」
緑間と火神が話をした後、試合再開をするも互角になっていた。
「…………(秀徳がこのまま終わるはずないのだけど…。
……何か、違和感が……)」
「……三橋さん」
「!はい!」
「何考えてる?」
「……!……秀徳がこのまま終わるはずないって思ってました。
あと、なにか……違和感があるんです……。
……大…。……火神がいつも以上にへばってるのは、
黒子くんからのパスがない。……マークをされているから。
でも、本当にそれだけでしょうか…。私は、他にも
何か来るのではないかな。と考えてました。」
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