第5Q『信念』

第20話

〜次の日〜





外が雨降る中、体育館ではいよいよ試合を迎えようとしていた。


誠凛対秀徳。2度目の対決であった。




「…思った通り、油断なんて微塵も無いわね。

仮に、秀徳の戦型が同じなら勝つための必須条件は

やっぱり緑間くんの攻略よ。

……そして、彼の長距離3Pには十中八九、弾数に限界がある。

……あれだけの距離をまず届かせるだけでも全身の力をのせる必要があるわ。

……僅かだけれど、タメが長くなっていっている。

すべてではないけれど、そこまで抑えれれば成功率は一気に落ちるはずよ。」



「それなら、いるじゃんか!

……しかも、今回は体力満タンで!」














ビーーーーーーッ!


「それではこれよりウィンターカップ予選準決勝、第二試合

誠凛高校対秀徳高校の試合を始めます!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーー礼ッ!!」



「「お願いします!!!」」



そうして、試合のブザーが鳴った。

ジャンプボールは互角で始まり、ボールを受け取っては

スティールされ、シュート体制入るも防がれ、どちらとも互角と言える試合をしていた。




「……大我…。……真くん…。」




""誠凛には、黒子やお前には負けないのだよ。""



""こっちだって、負けるつもりないよ。""




"……お前らしいな、ミツ。

…また試合で会おう"'

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