〜黒子のバスケ〜

第４Ｑ『開始』

第16話

〜次の日〜

「んたよさっきからニヤニヤして気持ち悪い。

」

「悪い悪い、気にしないでくれ。」

「ふっふっふー。分かってるって木吉。

ユニフォームが新しくなってテンションが上がってるんだろ！！」

「そうなのか！！」

「気づけよ！！」

「そろそろいくわよー全員揃ってる？」

「えーと…あと1人まだか……。黒子…？」

「います」

「「うぉ！？やっぱり！！！」」

「はい。最初から。…………ふぅ」

「や、今回は嘘だな！！走ってギリギリセーフだな！！」

「…………………………」

「黙秘！？」

「そう言えば三橋は？」

「里月ちゃん、用事あるから会場で合流しますって

昨日連絡来たわよ。ほら」

リコが携帯を皆に見せる。

『リコさん、すみません。明日は用事があって、

学校での集合時間に間に合わなさそうなので直接会場へ

向かいます。

皆にもお伝えください。 三橋』

「珍しいな」

「そうね。入ってから1度も休んだこと無かったわね。」

「授業もか？」

「いや、授業は時々遅れて来る事が多かったな。です。」

「先生も了承済みだそうです。……事情的に

どうしても最初の授業に間に合わないらしくて。」

「へぇ」

「はいはい。話はそこまでにしてそろそろ行くぞー

忘れ物ねぇかー？」

「何言ってんの。それをこれから取りに行くのよ！！」