第15話

「じゃあ、僕、桃井さんを送ってきます。」



「おう。」


「いってらっしゃい。」




さつきが落ち着くと、黒子と共に青峰の元へ帰っていった。





「いやービックリしたな本当」



「それよりさっきの話……」



「ああ。」







""インターハイに青峰くんが出なかった理由は分かったけど、

残り2人は知ってる?""



""……推測なので……断言は出来ませんが……

むっくん……紫原くんは、赤司くんのいう事しか聞かず

赤司くんとだけは戦うことを拒みます。

準決勝の陽泉、洛山戦の欠場はその為だと……。""



""赤司、ってやつは?""



""……彼は……優勝する事に興味はありません。""



""はぁ……!?""



""但し、それは勝つ気がないからではなくら

勝つ事が当たり前だから。という、意味です。""





""桐皇に勝ったあと、出ていればもっと楽に勝てたのでは?と聞かれて

彼は、一言だけ答えたそうです。

『それでは面白くもなんとも無い』と""



「……どこまでも化け物揃いだな。キセキの世代」




「……」

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