第5話

「ーーーーーーーーーと、いうことで

今日からバスケ部のマネージャーとして入部した

1年の三橋里月さんよ!」



「み、三橋里月です……よろしくお願いします!」



「よろしくなー!」



「キャプテンの日向順平だ、よろしくな。

わからんことあったら遠慮なく聞いてくれな。」



「はい。よろしくお願いしま……!


……キャプテン、失礼します!!!!」




「ん?うぉ!!!」




里月が日向の腕に目がいくと突然湿布とテープを持ち

腕へ付け始めた。




「ちょ、ちょっと三橋さん?何を……「監督」……黒子くん?」




「……マネージャーに任せませんか?」



「!」



「…………終わりました。……!!

……すみません!すみません!!!!!

わ、私急に……!」



慌てて日向から離れてひたすら謝り始めた。



「え、あ、いや……」



「順平、あなたアフターケアサボったのね……?」



「や、昨日その、つ、疲れててだなー!!」



「……はぁ……。……にしてもよくわかったわね!」



「私の両親、医療関係者で、たくさんの治療を見てきたからなのか

小さい頃からどこをどういった方法で治すかとか

炎症や悪化を抑えるのかがたくさんの選択肢があたまに浮かぶんです。

……それがいつの間にか目に見える様になったんです。


……私の唯一の能力だとおもってます。

……方法が合っているのかは微妙ですが……。」




「……的確で、良い動きもしているわよ。


……もっと自信を持ちなさい!……さて、そろそろくるかしら?


昨日まで別で練習していて、今日から来るって言ってたから

後で黒子くんに紹介してもらって。一応エースなのよ。」





「すんません!遅れた!!……ました!!」

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