第3話

〜数日後の昼休み〜(2月25日に文章変更)




数日経ったあとの昼休み、黒子とリコは中庭へと向かって歩いていた。

以前言った『バスケ経験のある女子』に会うために。





「……お待たせしました。……三橋さん。」



黒子が女の子に声をかける。



「………久しぶり、だよね。

卒業式以来かな……?」



そこには、黒髪黒目、メガネをかけて壁に持たれていた少女、三橋里月がいた。

黒子は里月にニコッと微笑む。



「…はい。……お元気……でした?

あれから1度も会えなかったので……」




「……変わらず元気だよ?……そちらの方は?」




「……紹介します。バスケ部の監督をやっている……」




「監督の相田リコよ。」



「……どうも…。……えと…三橋里月、です。

よろしくお願いします。」



「よろしくね」



「彼女は僕と同じ帝光中出身で、バスケ部のマネージャーです。」




「へぇー!帝光中の……!」



「はい。さつきには劣ってしまうのですが……。

……ところで…今日はなにか……?」




「…遠回しに伝えるのは苦手なので…率直にお伝えします。


……もう1度、一緒に戦いませんか」

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