第50話
そして時は流れ、6月最終週……期末テストまで1週間を切っていた。
「「全く勉強してねぇ!!!」」
「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねぇ!!!」
「あははは」
「確かに」
慌てる上鳴は20位、笑っていた芦戸は19位で上鳴の言う事に納得をしていた常闇は14位だった。
「中間はまー入学したてで範囲狭かったし特に苦労無いんだけどなー
行事が重なったのもあるけどやっぱ期末は中間も違って……」
「演習試験もあるのが辛えとこだよな。」
「(コクコク)」
砂藤は12位、頷いていた口田は14位。演習が辛いと呟いた峰田は9位。峰田を見て芦戸や上鳴は峰田に対し文句を言い始める。緑谷や飯田慰めるも轟の発言の発言で上鳴が「言葉には気をつけろ!!」と胸を抑えていた。因みに3人とも上位である。
「お二人とも、座学なら私、お力添え出来るかも知れません」
「ヤオモモーーーー!!」
「演習の方はからっきしでしょうけど……」
「お二人じゃないんだけど……ウチも良いかな?
二次関数ちょっとつまずいちゃってて……」
「わりぃ俺も!八百万、古文わかる?」
「俺も」
「え、え……!良いデストモ!!!」
芦戸と上鳴に助け舟を出した八百万。八百万は1位である。
それを見た耳郎や瀬呂、尾白が八百万に助けを求める。助けを求められたのが嬉しかったのか、八百万は喜んで引き受ける。
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