第46話
「諷璃ちゃん!!!」
「諷璃さん!ご無事で!!」
「(やっぱり、咲那さんと同じ個性なのね……)
諷璃ちゃんのおかげで…みんな無事よ。」
「おねえちゃん!!!!!」
「わ、ちょ、みん……」
視都の個性""遮断""で紙雨や子供たちと諷璃の間に作っていた壁を解除すると、子供たち皆が諷璃に抱きつきに行くと、そのまま後ろへ諷璃ごと倒れてしまう。
「うわああああん!」
「……!…怖かったね…ごめんね。」
「おねえちゃぁぁあん!!!!!」
「遊くん」
「あ゛りがどう!!!」
「ふふっ、どういたしまして。
涙と鼻水、これで拭いて。服、汚れちゃう。」
「う゛ん゛!」
「諷璃ちゃん」
「!紙ちゃん先生。…ご無理を言った挙句、規則を破って申し訳ございませんでした。」
警察やヒーロー事務所に説明を終えた紙雨が戻ってくると、諷璃は子供たちを身体から離し紙雨の前へ立つと深々と頭を下げた。
「……そうね。本来なら罰則がある身よね。
でも、この間も言ったけど『子供達のために個性を使うのは許可貰ってる』から、今回も大目に見てくださるわ。
奇跡的に目撃者もいないみたいだし。…ただ、職場体験中に起きたことだから雄英には全部報告するそうよ。
だから学校からの判断がどう来るか分からないわ。
そこはちゃんと覚悟しておいて。」
「……わかり、ました。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます