第45話

「ーーーーーー『シエル』」




バキンッ!!!




「「!!」」


「(……咲那さん?)………!!」


「諷璃さん!!」


「……子どもたち守っててください。

こいつは……私が倒す!!!!」



隔離していた物を大破し、そこから諷璃が杖を持って出てくる。




「あなたっ……!」


「……『ブラスト・フロー』」


「ぎえええええええ!!!」


「……空の黒き時、白の結晶、刃と振りかざし我が手元となれ。

『アイス・フィード』」



「!(あれは……氷の……鎌?)」



「…………視都先生、視界の遮断お願いします。

小さい子たちにこれは見せたくない。」



「え、あ、はい!」



「かざりおねえちゃん!!!」


「おねえちゃーん!!!」


「……大丈夫よ、みんなの所に帰る。

まだ私は死なないから!」



「「おねえちゃん!!!!」」



「…さて。…脳無、勝負(ケリ)をつけよっか。」




子供たちが見えなくなったのを確認すると諷璃は微笑む。微笑む所を見た脳無は逃げようとするが、足首は凍りついており離れることができなくなっていた。



「……氷天、心に刺せ『ホワイト・エンド』」



諷璃は杖を振り回し、その頭を脳無に向けると脳無の全体が完璧に凍り、粉々となっていた。

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