第40話
「ごめんなさいね、仲裁を頼んでしまって……」
「いえ!少し、懐かしい感じがしただけです。」
「……やっぱり、思い出すのかしら?」
「……えぇ。小さい頃は、私もいじめられてたし……」
""かざり、むこせーなんだー!ださー!!""
「……でも貴方その割には強かったわよ?
逆に男の子達を泣かした事あったじゃない。」
「……ありましたね。その子達の親から庇ってくれてたのが紙ちゃんでしたもんね。」
""私はこの子が悪いとは思いません。無個性だからといっていじめたりちょっかいを先に出したのは自分たちのお子様ですよ。……なんなら防犯カメラ、ありますのでそちらをご覧になられますか?""
「懐かしいわね。……あ、ごめんなさいね。
話をそらしてしまったわ。……戻しましょうか。
さっきも言いかけたことだけど、ヒーローには副業が許されているの。
上と揉めに揉めまくったらしいわ。私の場合はヒーローをしながら
保育士をしているわ。……特にヒーローの仕事をしている人や副業をしていて遅くなるような方の子供をね。
子どもたちが全員帰った後〜交代がくるまでが私達のお仕事です。
だから……ここの保育園を開けるのが早くて08時だから12時間勤務と言ったところかしら。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます