No.6『職場体験』
第33話
「失礼します、相澤先ーーーーっ!?」
「おう、こっち座れ」
「……諷璃。」
「……なんで……あなたが…?」
職員室へ入る諷璃。相澤の目の前には以前体育祭で接触をしていた諷璃の父親が座っていた。
「……諷璃、とりあえず座ったらどうだ。」
「……だから名前呼ばないでって言ってるじゃない。
……先生、どういうことですか?この人どうして……」
「……お前が手に持っているリスト、
『瞬木保育園ヒーロー事務所』があるだろ。
…………咲那が務めていたヒーロー事務所だ。」
「!!……お母さんが務めていた……」
「……そこの事務所の人から、ぜひ来て欲しいから
雄英高校にお願いできないかと頼まれた。」
「そういう事だ。お前と決めたいと仰っていてな。」
「だからってここまで来るなんてっ……」
「お前の身を案じてだろ。
…仮に育て親だけだとしても心配してんだよ、お前の事。
…お前の気持ちも分からんではないが…もう少し素直になれ、七雲。」
「…………」
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